自転車用反射板「ウィング式リフレクターつばさ君2」
夜間走行中の自転車は、後方からの運転者にとって常に見えにくい対象です。
その解決のため、開発者自身の経験から新考案・開発されたものが、自転車用改良型反射板ウィング式リフレクター。
そしてその交通安全啓発用として、よりお求めやすい仕様で発売された商品が、今回ご案内する「つばさ君」です。
ウィング式リフレクターは従来のものとどう違うのか、その利点と開発者の交通安全への思いなど、詳しくお伝えします。
【自転車/反射板】ウィング式リフレクターはここが違う!
従来のリフレクターの後方への欠点
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■自転車後部の反射板
画像は従来の自転車の後部にに取り付けられている3種類の反射板です。
これだけあれば安心にも思えますが、実は様々な状況でうまく機能しない場合があるのです。■人間の目が視認しやすいもの
まず、人間の目は動いていたり点滅しているもののほうが視認しやすいということ。
これは手掛かりの少ない夜間ならなおさらのことです。これらを踏まえたうえで、それぞれの反射板がうまく機能しないケースを見て行きましょう
1). 後部反射板 | 後方からの直線状にある場合、しばしば静止したものと認識され、見落とされがちになります。 |
2). ペダル取付け反射板 | 常に動いていて安心に思われますが坂道などでペダルが操作されていない場合には視認しにくいものとなります。 |
3). スポーク取付け側面反射板 | 自転車のタイヤとともに常に回転し、視認しやすいのですが、側面のみの対応で後方からの視認にはあまり役立ってくれません。 |
以上の点から、従来の自転車用反射板は、夜間・後方からのドライバーからの視認を、完全にはカバーできていないのではないか、という問題点が浮かび上がります。
開発者自身の経験による出発
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■夜間のヒヤリ経験
そして、それらの欠点を補う自転車用改良型反射板の開発は、開発者自身の経験から始まります。
その経験をヒントに、夜間や雨の日にも運転者から自転車の存在を視認しやすい仕組みの開発がスタートします。
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■安全のためのコンセプト
このコンセプトのもと、地元兵庫県警察本部交通部交通企画課からの助言も受け、プラスティック加工業としての技術と経験を活かし、形状に工夫を凝らしながら試作を重ねます。
そして上記の課題をクリアした自転車用改良型反射板ウィング式リフレクターの完成に至ります。
ウィング式リフレクターの利点
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■ウィング式リフレクターの仕様
ウィング式リフレクターは側面反射板と同様のスポークに取り付ける仕様です。
しかし、反射面は自転車の進行方向前後を向いて回転するので、後方からの視認も容易になっています。坂道などでペダルが漕がれなくとも、タイヤが回転していれば視認しやすい目印になります。
下の動画からもその効果をわかりやすくご確認いただけます。
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反射板 取付け場所 反射・仕様 側面反射板 自転車後輪スポーク 車輪と同時に回転し、側面に反射 ウィング式リフレクター 車輪と同時に回転し、進行方向前後に反射 -
※一部旧モデルの画像を参考使用しています。
■交通安全の現場でも高評価
2013年の発売以来、ウィング式リフレクターは、交通安全の現場で活躍。
各地で高い評価を受け、これらの実績を築き続けています
【自転車/反射板】交通安全啓発にお勧め、つばさ君2
交通安全啓発用ウィング式リフレクター つばさ君2
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■2021年リニューアル つばさ君2
そして、さらに交通安全のために役立ちたいという開発メーカーの思いにより、発売された製品が、「つばさ君」です。
交通安全啓発用として使いやすい、お手頃な低価格にて2016年に発売。
2021年にリニューアルされた現行商品が、ご案内している「つばさ君2」です。ドライバーからの死角になりやすい、前後方向の反射機能を持ち、現行販売されている自転車には通常装備されている側面反射板と併用すれば、全方向でドライバーからの視認が容易になります。
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(一社) 日本反射材普及協会 認定品。(JPマーク認定品 第200001号)
特許登録済・意匠登録済・商標登録済。
2016年の「つばさ君」発売開始以来、累計40万個以上が出荷され、各自治体からの交通安全啓発に広く活躍中です不幸な自転車事故を一件でも減少できるよう、本品を交通安全啓発にお役立てください。
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※一部旧モデルの画像を参考使用しています。