モバイルバッテリーの選び方

容量・出力・携帯性で選ぶ。失敗しないモバイルバッテリーの選び方

スマートフォンの高機能化が進むにつれ、モバイルバッテリーは外出時の必需品になりました。しかし、市場には無数の製品が並んでおり、「どれを選べばいいか分からない」という声も。

本記事では、国内市場の概況・主要メーカーの特徴から、シーン別のおすすめ製品、選び方のポイントを解説します。

モバイルバッテリー市場の概要

国内のモバイルバッテリー市場は安定した成長を続けています。スマートフォンやタブレットの普及に加え、ゲームアプリやSNSの利用増加がバッテリー消費を押し上げ、モバイルバッテリーへの需要を底上げしています。

日本の消費者は品質や安全性を重視する傾向が強く、PSE認証(別記事)を取得した信頼性の高い製品への支持が根強いのも特徴です。

各メーカーの特徴と選び方の目安

モバイルバッテリーを選ぶ際に迷いやすいのがメーカー選びです。各ブランドには明確な特色があり、その特色の自分に合った製品が見つかります。特徴的な3社をご紹介します。

メーカー強み・特徴
Anker コスパ・品質・ラインナップの豊富さ。充電ロスの少なさでも定評あり
エレコム  国内最大級のラインナップ。6重保護機能など安全性への配慮が厚い
HIDISC記録メディアメーカーとしての技術基盤を活かしたコスパ重視のラインナップ

モバイルバッテリーの選び方

製品を選ぶ際には、以下の3つのポイントを順番に確認することをおすすめします。

① 容量(mAh)の目安を決める

容量はmAh(ミリアンペアアワー)という単位で表されます。数字が大きいほど多くの電力を蓄えられますが、その分サイズと重量が増します。

容量目安・用途注意点
5,000mAh前後スマホ0.8〜1回分
日常の保険用・軽量重視
最新の大型スマホは1回フル充電できない場合あり
10,000mAh前後スマホ2回前後
旅行・出張の基本選択肢
容量とサイズのバランスが最も良い帯域
20,000mAh以上スマホ4〜5回分
ノートPCも充電可能
重量・サイズが大きくなるため携帯性は低下

※ 実際に充電できる量は変換ロス(一般的に20〜30%程度)があるため、表示容量よりも少なくなります。たとえば5,000mAhのバッテリーでは、実際にスマホへ届く電力は3,500〜4,000mAh程度です。

② 出力(W数)を確認する

出力はワット(W)で表され、充電速度に直結します。スマートフォンの急速充電には20W以上、ノートPCの充電には65W以上が目安。「USB PD(Power Delivery)対応」と記載されているモデルは、対応機器に対して高効率の急速充電が可能です。充電速度を重視する場合はここを確認してみましょう。

③ ポート数と形状

複数機器を同時充電したい場合は、USB-Cポートが2つ以上あるモデルが便利です。なお、複数ポートを同時使用すると各ポートの最大出力が下がる場合があるため、製品仕様を確認してください。ケーブル内蔵型はケーブルの持ち忘れを防げるため、出張や旅行での使用に重宝します。MagSafe対応(Qi2)のワイヤレス充電対応モデルは、iPhone 12以降のユーザーに便利です。

利用シーン別おすすめ製品

  • 日常使い(通勤・通学)

    優先すべきは「軽さ」と「コンパクトさ」です。カバンへの収まりが良く、重量が150g以下の製品が喜ばれています。

    ■容量の目安:5,000〜10,000mAh
    ■おすすめタイプ:薄型・軽量モデル、ケーブル内蔵型

    • ビジネス(旅行・出張)

      1〜2泊の旅行・出張では10,000mAhが好バランス。複数機器を持ち歩く場合や、ノートPCも充電したい場合は20,000mAhクラスを選びましょう。

      ■容量の目安:10,000〜20,000mAh
      ■おすすめタイプ:PD対応・複数ポートモデル

    • アウトドア・フェス

      長時間の外出やフェスでは、大容量が重要です。防水・耐衝撃性能があるモデルや、ソーラー充電対応モデルも選択肢に入ります。

      ■容量の目安:20,000mAh以上
      ■おすすめタイプ:大容量・耐久性重視モデル

    • ノベルティ・販促品・記念品用途

      法人向けのノベルティや卒業記念品として使用する場合は、以下の点を重視して選ぶことをおすすめします。(参考記事:【名入れ】モバイルバッテリーについて)

      ■容量は5,000〜10,000mAh(が受け取り側にとって実用的)
      ■印刷・名入れのしやすさ(ロゴ入れが可能な平面が確保できるか)

    モバイルバッテリー市場の概要

    モバイルバッテリーは「容量・出力・安全性・携帯性」の4軸で選ぶことが基本です。日常使いなら5,000〜10,000mAhの軽量モデル、旅行・出張なら10,000〜20,000mAhのPD対応モデルを選ばれる傾向があります。メーカー選びでは、Ankerが「実績の王道」、CIOが「最新スペックの日本ブランド」、エレコムが「安全性重視の国内メーカー」、HIDISCが「コスパと安全性の両立」という位置づけと言えるかもしれません。こちらの記事をモバイルバッテリー選びの参考にしてみてください。

    参考記事: 【名入れ】モバイルバッテリーについて
    参考記事: モバイルバッテリーの「安全性」

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