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熱に強いモバイルバッテリーリン酸鉄リチウムイオン電池とは【モバイルバッテリー選びの注意事項】

投稿日:2025.10.28 更新日:2025.10.27

モバイルバッテリーの発火事故、ニュースで見ると怖いですね。
どうして燃えちゃうのか、リチウムイオン電池のせいなのか、誰でもにもわかるように説明します。

【関連記事】モバイルバッテリーの「CCC認証」って、いったい何?
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一番の原因はリチウムイオン電池の「トラブル」

結論から言うと、発火の原因のほとんどはモバイルバッテリーの中に入っている「リチウムイオン電池」のトラブルなんです。

リチウムイオン電池は、たくさんの電気を蓄えられるにもかかわらず、小さくて軽いため、スマホやモバイルバッテリーには欠かせない電池です。

ただ、弱点もあります。
その弱点を攻撃してしまうような使い方をすると、事故につながってしまいます。

なぜ発火するの?主な3つの原因

モバイルバッテリーが発火するのは、主に次のような原因でリチウムイオン電池が異常な状態になってしまうからなんだ。

1. 強い衝撃や圧力による「内部ショート」

  • どういうこと?
    リチウムイオン電池の中は、「プラス極」と「マイナス極」が「セパレーター」という薄い仕切りで分けられています。
    電池を落としたり、お尻のポケットに入れたまま座ったりして強い力がかかると、この仕切りが破れてプラスとマイナスが直接触れてしまうことがあります。
    この状態を「ショート(短絡)」と言います。
  • なぜ危ないの?
    ショートすると、電気が一気に流れようとし、ものすごい熱が発生。
    その熱が原因で、中に入っている燃えやすい液体(電解液)に火がついてしまいます。

2. 「過充電」や「過放電」によるダメージ

  • どういうこと?
    「過充電」は、満タンなのに充電し続けてしまうこと。
    「過放電」は、電池を使い切って空っぽのまま長い間放っておくこと。
  • なぜ危ないの?
    過充電は電池に大きな負担をかけて、内部でガスが発生したりして、最悪の場合、発火につながる。
    普通はこれを防ぐための「保護回路」が入っていますが、安価な粗悪品にんるとこの回路がちゃんとしていなかったり、古くなって壊れていたりすることがあります。

3. 高温の環境

  • どういうこと?
    真夏の車の中や、ストーブの近く、直射日光が当たる場所などに置きっぱなしにすること。
  • なぜ危ないの?
    リチウムイオン電池は熱にとても弱いものです。
    高温の場所に置かれると、中の化学反応が不安定になって、何もしなくても発火してしまう危険性があります。

リン酸鉄リチウムイオン電池だと発火の危険性が下がります

モバイルバッテリーなどに使われる電池には、新しいタイプの「リン酸鉄リチウムイオン電池」と、これまで主流だった「リチウムイオン電池」があります。
この2つの電池は、同じリチウムイオン電池の仲間ですが、材料が少し違うため、得意なことや苦手なことが異なります。

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リチウムイオン電池・リン酸鉄リチウムイオン電池の特徴をそれぞれ紹介します

リチウムイオン電池

・得意なこと:小型でパワフル。大容量でも小さいモバイルバッテリーはリチウムイオン電池の恩恵です。

・苦手なこと:劣化しやすい=発火の危険性が上がる。パワフルな分、繰り返し充電をしていくと劣化がしやすくなり、熱くなったり、強い衝撃によって発火する危険性があります。

・材料:正極(+極)にコバルトなどの希少な金属が使われています。

リン酸鉄リチウムイオン電池

・得意なこと:安全で長持ち。熱にとても強く、衝撃を受けても発火などの事故が起きにくい。繰り返し充電をしても容量的な劣化が少なくリチウムイオン電池よりも長持ちと言われています。

・苦手なこと:重く大きい。同じ容量でリチウムイオン電池と比較した場合、サイズは大きくなり、重さも重くなります。

・材料:正極には安全で安価なリン酸や鉄が使われています。コバルトのような高価なレアメタルは使わないため、環境にもお財布にも優しいとされています。


どっちのリチウムイオン電池がよいの?

安全性や用途に応じて、使用する人・贈る人が決めることにはなりますが

利便性を重視して、大容量・コンパクトなタイプならリチウムイオン電池

安全性を重視するなら、発火の危険が限りなく少ないリン酸鉄リチウムイオン電池

リチウムイオン電池でもPSEマーク(日本の安全基準)、CCC認証マーク(中国の安全基準)がある製品であれば、発火の危険性が低い製品になります。
CCC認証についてはこちらで詳しく説明

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