「CCC認証」って、いったい何?【モバイルバッテリー選びの注意事項】
投稿日:2025.10.27 更新日:2025.10.27最近、モバイルバッテリー(★実際はリチウムイオン電池)の発火事故がニュースでよく取り上げられることがありますが、これがなにが原因なのでしょうか?
いくつかの原因があるのですがその中でも
- リチウムイオン電池に燃えやすい物質が含まれている
- 衝撃や熱に弱い
- 製造不良や粗悪品が市場に出回っている
このようなことが考えられます。
ほとんどのモバイルバッテリー(リチウムイオン電池)が中国工場で作られています。
※有名メーカーのモバイルバッテリーも中国で製造されています。
上記の原因を解消するために、中国で安全ルールが設けられました
それが「CCC認証(3C認証)」です。
皆さんが使っているモバイルバッテリーに「PSEマーク」という安全マークがついていると思いますが、「PSEマーク」は日本の安全ルールに則った商品に印字されるマークでとなり、「CCC認証」はPSEマークの中国版ということになります。
CCC認証とはどんなチェックをしているのか?
CCC認証を取得していないモバイルバッテリー(リチウムイオン電池)は、中国での販売や中国への輸出が認められません。
これは先ほど書きました、モバイルバッテリー(リチウムイオン電池)が原因となる発火・発煙事故が相次いだことによって、安全性を保証するための認証となります。
- 安全かどうか?
「電気がショートして火事にならないか?」「さわっても感電しないか?」といった、電気的な安全性を厳しくチェックします。 - 他の機械のジャマをしないか?
電気製品は、動いているときに目に見えない「電波(ノイズ)」を出しています。この電波が強すぎると、テレビやラジオ、他のスマホの邪魔をしてしまうことがあります。そうならないかをチェックします。 - 環境に悪いものが入っていないか?
製品を作る材料に、人の健康や環境に害のある物質や発火性のある物質が使われていないかをチェックします。
CCC認証があるってことは安全なのか?
中国国内で使うことができるモバイルバッテリー(リチウムイオン電池)は、CCC認証がないといけません。
中国に旅行や出張で行く際に、CCC認証されていないモバイルバッテリーを持っていると中国国内には持ち込みができないので処分(破棄または預かり)となります。
そのくらい中国でも慎重に扱われているので、CCC認証がされているということは【安全】という認識でよいかなと思います。


